こんにちは、松下です。
皆さんは「フランクミュラー」というブランドを知っていますか?
時計に詳しくない人も聞いたことがあるかもしれないです。
そう。
これはスイスにある時計の高級ブランドの1つで、
日本でもたくさんの販売店舗が存在していますし、
もちろんネット販売もされています。
つい最近このフランクミュラーについて調べていたら、
かなり綿密なブランド戦略をしていることがわかって
面白かったので、シェアしようと思い記事を書きました。
個人ビジネスでも使えるテクニックもあるので、
ビジネスに興味がある人は読んでみてください。
ちなみに僕はよく時間がある時、
こんな風に色んな会社のサイトや販売店に
出向いてどんな風にマーケティングを行っているのか
勉強しています。
(時々その巧みなマーケティングに見事に引っかかり、
商品を買ってしまうこともあるんですがw)
Contents
ブランド戦略①店舗数の限定と内装のこだわり
先ほど店舗数は多いと言ったばかりですが、
実はフランクミュラーの直営ブティック店自体は
全国でたったの6店舗だけ。
その6店舗も日本の主要都市の東京と大阪に限定されていて、
東京に4店舗大阪に2店舗だけです。
実はこれもブランド戦略の1つになっているんです。
だって高級時計のブランド店舗が全国どこに行っても
気軽に行けるくらい多かったら、
特別感が無くなってしまいますからね。
極端な話コンビニ店舗並みに多くて
入るのに敷居が低かったら完全に大衆店になっちゃいますw
「暇だし、フランクミュラーでもいく?」って感じでw
フランクミュラーの時計を付けている人は一般大衆とは
違う特別感を得るために付けているところが大きいので、
それじゃ困るわけですね。
あとは実際に東京にあるフランクミュラーの実店舗の
様式も高級店感を強く出していてブランドイメージをアップさせてます。
(実際に高級店なんですがw)
下は東京銀座にある「FRANCK MULLER WATCHLAND東京」
の店舗の写真になります。
・・・
・・・・・
どこの美術館ですか・・・?って感じですよねw
こんな豪華な内装のお店にはとても並みのジーンズに
ポロシャツじゃあ入れないんですよ。恐れ多くて。
東京の一等地にこれだけ豪華なお店を建てるとなると
相当なお金がかかっていると思いますが、
確実に認知度は上がります。ある意味広告費ですね。
それくらいのお金をかけてでもブランド力を上げるのは大事なことだといくことです。
ブランド戦略②自社コンセプトを公式サイトやSNSでアピール
フランクミュラーのコンセプトは「いい時計を高く売る」です。
ここでいういい時計とは、
超正確に時を刻む時計ではなく、
一流の時計職人が手作りでこだわり抜いた
独創的なデザインの時計のことです。
フランクミュラーは時計の工場生産が当たり前になった今でも、
スイスにいる一流の時計職人が
歯車1つから手作業で時計を作っているそうです。
そらにそのデザインもまた独特で、
他の高級時計ブランドにはないものを
生み出し続けています。
なので、そういった点でも熱狂的なファンは多いですね。
下はどれもフランクミュラーの時計ですが、
確かにカッコイイですよね!
あまり腕時計に興味がなかった僕でも見た瞬間に
これはカッコいい!
とテンションが上がり、
ちょっと欲しくなりました^^
ただ斬新すぎて、もはや今何時なのかわからないようなものまでありますがw
でもこれほどのこだわりがあったからこそ、
フランクミュラーは創業たった30年ほどで
人気ブランドの仲間入りができたんだと思います。
1970年代~1980年代に日本の時計メーカー「セイコー」が
正確に時を刻むクォーツを付けた時計を工場で大量生産して、
腕時計の値段が比較的安価になった時も、
他の高級時計ブランドが値段を下げる中で
フランクミュラーだけはコンセプトに従って、
絶対に価格を下げなかったわけですから、
そのこだわりの強さプライドの高さに惚れこんだファンが多くいても不思議じゃないですよ。
いや~・・・
フランクミュラー、カッコイイですね・・・!
そして、その経緯やコンセプト、職人の製造過程は
公式サイトやYouTubeなどのSNSでしっかりとプロモーションされているわけで、
今ではすっかり
「おしゃれで独創的な作りの高級時計ブランド」=フランクミュラー
のイメージを定着させることに成功しています。
こんなにすごい一流の職人がこれだけの手間をかけて
こだわり抜いて作っているんだから高くて当然だよね!
みたいなw
ブランド戦略③あえてターゲット層を絞らなかった
ビジネスにおいてターゲット層を絞ることはとても大事です。
ターゲット層を絞らないとコンセプトがブレてしまう危険があり、
コンセプトがブレるとファンが離れてしまうからです。
他の高級時計ブランドもそれは同じです。
普通はその狙ったターゲットに響くような
広告を出したり、商品を開発するもの。
でもフランクミュラーはあえてターゲット層を絞らずに、
若者から年配の方まで、男女関係なく顧客にしています。
(少なくとも商品のラインナップを見る限り僕にはそう見えました。)
どうしてそんなに広いターゲット層を相手にしても商品が売れるのか。
それは簡単に言うと時計の種類がめちゃくちゃ豊富だから。
メンズの腕時計を選ぼうにも、
「フォーム」「コンセプト」「システム」に分かれていて、
その中でも時計の形でさらに何種類も分かれ、
その中の1つを選んでもさらに何種類に分かれています。
それだけ種類があればどんなにターゲットが多くても
気に入ったものが1つは見つかるはずです。
そう。お客さんにとってはもうほとんど特注品みたいな扱いw
だから購入する人はこだわってこだわってこだわって
見つけた一品を高いお金を払って、
長年大事に使い続けるんですね。
「どんな人でもこだわりの一品が見つかる」
それがフランクミュラーです。
ブランド戦略④アフターサービスは正規品以外受け付けない
フランクミュラーほどの高級ブランド品は並行輸入品も多いです。
並行輸入品とは、正規のルートで輸入されていない品。
つまり正規販売店以外の第三者が輸入して販売している商品になります。
偽物ではないですが、
チェックがされていないので
偽物が混ざる恐れがあります。
でも第三者が勝手に輸入して販売しているので、
当然正規品よりも安く売られています。
「偽物の可能性もあるけど、安く手に入るならいいかぁ~」
と思う人も中にはいるので、
そういった人が並行輸入品を購入するわけですが、
ブランド側からしたらたまったもんじゃないですよね(汗)
だって折角苦労してあげたブランド価値が
どこの誰かもわからない人間に勝手に下げられるんだから。
でも、数が多すぎてとても取り締まれない・・・
・・・・・で、結局どうしたか。
並行輸入品はメンテナンスなどのアフターケアを受け付けないようにしました。
こうすることで並行輸入品は安く手に入るけど、
偽物の可能性もあるし、正規品だとしても
故障した時点で一発アウトの状況を作り出したわけです。
こういったブランドの守り方も1つの手ですよね。
勉強になります。
まとめ
以上が僕が気付いたフランクミュラーのブランド戦略でした。
じゃあここで最後にもう一度まとめておきましょう。
ブランド戦略①店舗数の限定と内装のこだわり
ブランド戦略②自社コンセプトを公式サイトやSNSでアピール
ブランド戦略③あえてターゲット層を絞らなかった
もっと詳しく調べればもっとたくさんのブランド戦略や
マーケティング戦略があるかもしれないですが、
これだけでもかなり勉強になったと僕は思います。
日本の企業は基本的にこういったブランド作りが
海外企業よりも下手だと言われていて、
それは強い職人気質が原因になります。
まぁ要するに「いいものを作れば勝手に売れる」
と考えている経営者が多いということ。
もったいないですね・・・
もっとビジネス知識を学べば
今の商品のクォリティのままでも
簡単に売り上げを伸ばせるのに・・・
実際、日本の商品は他国に比べても
とても質が高いのに売り方があまりうまくない
から売り上げもそこそこ。
日本人がマーケティング・ブランディングを
身に付けたら今からでも世界のトップに立てると
思っています。
きっとGDPも跳ね上がるはずですよ。
また1980年代の全盛期の日本に戻れたらいいんですがw
それではこのへんで。
このブログの筆者ってどんな人?
僕は現在ネットビジネスを起業し、
様々な情報を得て日々勉強を続けている
アラサー男です。
昔こそ、ブラック企業で働いていた月収
手取り16万の社畜でしたが、
ネットビジネスと出会ってからは今までに
ないくらい人生が充実しています。
それもこれもネットビジネスの正しい知識である
『仕組み』を学んだことで、
ここまで人生が変えることが出来たと確信しています。
でもそんな充実した生活を送れるようになるまでには
数々の苦悩の日々を送ってきました。
そんな過去の苦悩の日々やダメダメな僕について
もっと知りたいという方はこちらの記事で詳しく話しているのでどうぞ^^
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